事故事例から学ぶ工場安全講座(1日コース) 開催レポート
2020.09.01
本年度開催予定の「事故事例から学ぶ工場安全講座」は1日コースと2日コースがあります。
8/25(火) の1日コースは、周南地場産業センターにて開催しました。
講師は、三井化学株式会社の野田誠司先生で 2012年に起きた爆発事故の対応を基に
経験者だから語ることのできる安全についての知識や気付きを講義してもらいました。
壁いっぱいの資料や、ビデオを見たりして、グループワークを中心に行われます。
「安全」とか「予防」は、どんな業務を行う上でも、誰しも意識の中にある言葉だと思いますが
【事故】につながってしまうのは、いくつもの不運が重なってしまった時であり、
【その不運を起こさないためにできること】を、ゲームを通して体験したり、
1人ではなくグループで共通意識をもって危機管理をしていくことの重要性を再認識する機会となりました。
受講者の方々もより深い気付きや知識を得ることができ、
自分だけではなく、会社全体で同じ意識を持つことが大事だと
アンケートに書いていらっしゃる方が多かったようです。
大きな事故になる前の、中くらいの事故で止めること。
中事故になる前の、小事故のうちに気付けること。気付ける人を増やすこと。
ちょっとした違和感を「まぁいいか」で放置しないこと。
誰かの命、自分の命、どちらも大切にするために大事なことを学ぶ講座でした。
講師の野田先生、受講者の皆さん お疲れ様でした。
興味があるけど今回受講できなかった方は、来年になってから2日コースを開催予定です。ぜひご参加ください。